「数学が苦手」という中高生の相談で最もよく聞くのが「どこからやり直せばいいかわからない」という声です。
数学の苦手を克服するとき、最初に必要なのは「問題集を増やすこと」でも「塾に通い始めること」でもなく、「どこでつまずいているかを正確に特定すること」です。この記事では、つまずきの見つけ方と効果的な対策手順を解説します。
なぜ「とりあえず問題集を買う」では解決しないのか
数学が苦手な生徒の多くが「新しい問題集を買ったが続かなかった」という経験を持っています。その理由の多くは「自分の現在地に合っていない問題集を選んでいる」ことです。
中1の「文字式・方程式」が不完全なまま中3の内容に取り組んでも、理解は積み上がりません。数学は積み上げ型の科目であるため、前の段階での理解不足がそのまま残ります。
Step 1:つまずきの場所を特定する(1〜2週間)
教科書(または教科書傍用問題集)の各章末テストを、解説を見ずに時間をかけて解いてみてください。解けた問題・解けなかった問題を記録します。これで「どの単元が理解できていないか」が見えてきます。
よくある「つまずきの多い単元」は以下のとおりです。
| 学年 | よくつまずく単元 |
|---|---|
| 中1 | 負の数・文字式・一次方程式 |
| 中2 | 連立方程式・一次関数・図形の証明 |
| 中3 | 平方根・二次方程式・三平方の定理 |
| 高1 | 集合・二次関数・三角比 |
| 高2 | 数列・ベクトル・確率 |
Step 2:つまずき単元を教科書レベルで徹底理解(2〜4週間)
特定した単元の教科書の例題を「なぜその手順で解くのか」を言葉で説明できるまで理解します。解説を読んで「わかった」と思っても、翌日に何も見ずに再現できなければ本当の理解ではありません。
「解答を写して終わり」は最も時間を無駄にする勉強法です。必ず「理解→再現」のサイクルで定着させてください。
Step 3:学校の問題集を「3サイクル」で完成させる
学校配布のワーク・問題集を3回繰り返すことを目標にします。1回目:全問解く。2回目:間違えた問題だけ。3回目:全問通し確認。このサイクルで定期テストの得点は上がりやすくなります。
個別指導が有効なケース
「つまずきはわかったが、自分では解決できない」という場合は、個別指導で根本から立て直すことが有効な場合があります。数強塾グループでは、中学数学から高校数学まで、一人ひとりのつまずき単元に合わせた個別カリキュラムを提供しています。まず無料体験授業でお子さんの現状を確認させてください。
※この記事の学校情報・偏差値・進学実績は、各校公式サイトおよび公開情報をもとに、2026年6月時点の情報として整理しています。最新情報は必ず各校公式サイトでご確認ください。
著者:藤原進之介(株式会社数強塾 代表)
東進ハイスクール・東進衛星予備校 情報科専任講師。数強塾グループ(数強塾オンライン・日本数学塾・日本英語塾・英論会・日本国語塾・情報ラボ)代表。累計指導生徒数2,000名超。横浜市石川町を拠点にオンライン全国対応。
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