「中高一貫校に入ったのに数学が苦手になってしまった」という声は珍しくありません。むしろ中高一貫校の数学カリキュラムの特性上、つまずく生徒が増えやすい構造があります。本記事では、その原因と解決策を解説します。
目次
なぜ中高一貫校で数学が苦手になるのか
理由1:進度が速すぎる
体系数学(中高一貫校で多く使われる教科書)は、中学の6年分の内容を5〜6年で終わらせるよう設計されています。公立中学の倍近いペースで進むため、理解が追いつかないまま次の単元に進んでしまうことがあります。
理由2:「なぜ」を教えてもらえない
スピード優先のカリキュラムでは、公式の証明や概念の本質を丁寧に説明する時間が取れないことがあります。「公式を覚えて使う」という習慣がつくと、応用問題で詰まります。
理由3:入学後の安心感
中学受験で合格した達成感から、入学後に勉強のペースが落ちる生徒がいます。この時期のつまずきは早期発見が重要です。
解決のポイント
つまずきが発覚したら、公式の丸暗記に頼らず「定義から積み上げる」指導が効果的です。具体的には:
- つまずいている単元より前に戻って確認する(分数の計算でつまずいていることも多い)
- 学校の授業ペースとは切り離して、理解ベースで進む個別指導を活用する
- 定期テスト前だけでなく、継続的な指導でつまずきを都度解消する
保護者が気をつけるべきサイン
- 定期テストの点数が入学直後から下がり続けている
- 「数学だけ宿題が終わらない」と言っている
- テスト直前だけ勉強して間に合わせている
これらのサインが見られたら、早めに専門の個別指導を検討することをお勧めします。日本数学塾は中高一貫校の体系数学に対応した指導を全国オンラインで提供しています。
藤原 進之介(ふじわら しんのすけ)
数強塾グループ代表。株式会社数強塾 代表取締役。東大・医学部・最難関大に合格する数学・英語・国語の専門指導塾を全国展開。著書累計10万部超。横浜市中区石川町に拠点を置く。

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