「算数の文章題になると途端に解けなくなる」という小学生のお子さんを持つ保護者から多くご相談を受けます。文章題が苦手な子どもには共通したパターンがあります。
目次
文章題が解けない3つの原因
1. 問題文を最後まで読まない
途中まで読んで「わかった」と思い込み、実際の問いと違う計算をしてしまうケースです。問題文を最後まで読み、「何を求めているか(問い)」を確認してから計算を始める習慣をつけてください。
2. 状況を図・線分図にできない
「A君はB君より3個多く持っています」という文章を図に表せないと、立式ができません。文章の状況を図・線分図・表に整理してから解く習慣が文章題の基本です。
3. 「どの計算をすればいいか」の判断ができない
足し算・引き算・かけ算・割り算のどれを使えばいいかわからない場合、「全体から一部を引く→引き算」「同じグループがいくつあるか→かけ算」という「どんな状況でどの計算を使うか」の理解が不足しています。
文章題の正しい解き方 4ステップ
- 問題文を最後まで読む:「何を求めるか(問い)」を最初に確認する
- 図・線分図・表に整理する:言葉を視覚的に表現して状況を把握する
- 立式する:「何と何をどう計算すればいいか」を考える
- 答えを確認する:「この答えは問題の文脈で正しいか(異常に大きい・小さくないか)」を確認する
特に難しい「割合・速さ・比」の文章題
小学校高学年の文章題で最も難しいのが割合・速さ・比です。これらは「意味を理解しないと式が立てられない」ため、解法を丸暗記しても応用が利きません。
- 割合:「全体の○割=全体×0.○」「○%引き=全体×(1-0.○)」という意味から理解する
- 速さ:「距離=速さ×時間」の3公式を「三角形(みはじ)」で整理する
- 比:「比の和・差・積・商」の考え方を線分図で整理する
中学受験算数との関連
中学受験の算数は小学校算数の文章題の延長です。小学校での文章題の理解・立式力が中学受験の「比・速さ・場合の数」の土台になります。小学校での文章題の習熟が、中学受験算数の学習効率を大きく左右します。
情報は2026年6月時点のものです。最新情報は各校公式サイトでご確認ください。
著者:藤原進之介(株式会社数強塾 代表)
東進ハイスクール・東進衛星予備校・代々木ゼミナールなど出講実績あり。累計3,500名以上の中高一貫校生を指導。数強塾グループ代表。


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