「英語の長文が読めない」という悩みは、中高生に最も多い英語の相談です。ただし、「読めない」原因は多くの場合「単語を知らない」ではなく「英語の読み方が根本的に違う」ことにあります。
長文が読めない生徒に共通するパターン
「和訳読み」になっている
英語を一文ずつ日本語に訳してから意味を理解しようとする「和訳読み」は、中高の授業で身についてしまいやすい読み方です。しかしこの読み方では、共通テストや難関大入試の長文を制限時間内に読み終えることができません。
英語の語順(SVOCの順番)のまま意味をとる「直読直解」を身につけることが、長文読解力の本質的な改善につながります。
長文読解力を上げる3ステップ
Step 1:英文の「かたまり」を意識する
英文は「名詞句・動詞句・修飾語句」のかたまりで構成されています。かたまりを意識して読むことで、一文一文を訳さなくても意味がとれるようになります。スラッシュリーディング(文にスラッシュを入れて意味のかたまりで区切る練習)が効果的です。
例:She / decided to study abroad / because / she wanted to improve / her English skills.
Step 2:パラグラフの「中心文(トピックセンテンス)」を探す
英語の説明文・論説文は「中心文+詳細文」の構造で書かれています。多くの場合、各パラグラフの最初か最後の文が中心文です。全文を丁寧に読む前に、各パラグラフの中心文を拾い読みすると大意が素早くつかめます。
Step 3:設問から「何を読むか」を決めてから本文に当たる
いきなり本文を読み始めるのではなく、設問を先に確認して「この段落の目的は何か」「主人公の気持ちはどう変化したか」などの「読む目的」を決めてから本文を読むと、効率が大幅に上がります。
長文演習のやり方:「読み飛ばし」と「精読」のバランス
初めて読む長文では「全体の大意をつかむ速読」と「設問に必要な部分を精読する」を組み合わせます。全文を丁寧に読もうとすると時間がかかりすぎます。一方、速読だけでは設問に答えられません。
週3〜4本の長文演習を継続すると、3ヶ月後には読むスピードと理解度の両方が改善されていく場合があります。ただし効果の出方には個人差があります。
英語個別指導について
「長文の勉強法はわかったが、自分ではなかなか続けられない」「どの参考書を使えばいいかわからない」という場合は、日本英語塾の個別指導をご活用ください。現在の状況に合ったカリキュラムを組んでご指導します。
※学校・入試情報は各校公式サイトおよび2026年6月時点の公開情報をもとに整理しています。最新情報は必ず各校公式サイトでご確認ください。
著者:藤原進之介(株式会社数強塾 代表)
東進ハイスクール・東進衛星予備校・代々木ゼミナールなど出講実績あり。累計3,500名以上の中高一貫校生を指導。数強塾グループ代表。横浜市石川町を拠点にオンライン全国対応。


コメント