女子学院中学校と雙葉中学校の比較

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女子学院中学校と雙葉中学校の比較

今回は女子学院中学校と雙葉中学校とを比較します。

両校は東京女子御三家としても有名で受験者数も多く、いずれもキリスト教系の歴史ある名門校です。

校風が異なる両校のそれぞれの特徴を見てみましょう。

  • 立地、アクセス
  • 入試科目
  • 偏差値
  • 校則・指導方針
  • カリキュラム
  • 進学実績と推薦制度
  • まとめ

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立地、アクセス

【女子学院中学校】

HP:https://www.joshigakuin.ed.jp/

TEL: 03-3263-1711

住所:東京都千代田区一番町22-10

○電車

東京メトロ有楽町線 麹町駅(5・6番出口)より徒歩3分

東京メトロ半蔵門線 半蔵門駅(5番出口)より徒歩6分

JR・都営地下鉄 市ヶ谷駅駅(2・3番出口)より徒歩8分

【雙葉中学校】

HP:https://www.futabagakuen-jh.ed.jp/jsh/

 TEL: 03-3261-0821

住所:東京都千代田区六番町14-1

○電車

JR総武線各駅停車・中央線快速 四ツ谷駅(麴町口)より 徒歩2分

東京メトロ南北線 四ツ谷駅か(3番出口)より徒歩4分

東京メトロ丸の内線 四ツ谷駅(赤坂口)より徒歩5分

入試科目

【女子学院中学校】

○一般入試

入試(4科目+面接):2/1

科目:国語(100点)算数(100点)社会(100点)理科(100点)合計400点満点

面接:グループ面接(受験生のみ)

※プロテスタントのミッションスクールを踏襲しているため、「サンデーショック」が起こる代表的な学校の一つで、2/1が日曜日の年は受験日が2/2となる。

ほかの御三家との併願が可能となり、2/2実施の難関校の受験者数が減少する。

【雙葉中学校】

○一般入試

入試(4科目+面接):2/1

科目:算数(100点)国語(100点)理科(50点)社会(50点)合計300点満点

面接:受験生のみ

偏差値(四谷大塚2022年度入試)

【女子学院中学校】

一般生

2/2午前  70

【雙葉中学校】

一般生

2/1午前 67

教育方針と校則

【女子学院中学校】

○教育方針

・日本で初めてのミッション系女子校として設立。プロテスタントを踏襲する。

・1870年アメリカ人宣教師の妻ジュリア・カロゾルスがA六番女学校を設立。その後、複数の学校が段階的に統合され、1890年に「女子学院」として発足する。

・1920年より高等科が東京女子大学へ統合され、同時に中高6年の一貫教育となった。

・教育方針となるものが標語聖句であり、毎年年度初めに院長が聖書より選び、1年間その聖句の意味を考えるように生徒に課せられる。

2022年の標語聖句「あなたがたの光を人々の前に輝かしなさい。」

○校則

・細かい校則はなく、自由な校風で生徒の自主性を尊重している。

・制服もなし。身だしなみも自由。式典のみ正装する。

・1972年に制服は廃止されたが、昔の制服(セーラー服)に愛着を持つ風潮もあり、今でも購入は可能。

・スマホは校内では使用禁止。

【雙葉中学校】

○教育方針

・1875年フランス・サンモール修道会の修道女メール・セン・マチルドによって、築地語学校を設立。

・1909年築地明石町に雙葉高等女学校を開校。

・1947年新制度により雙葉中学校、翌年に雙葉高等学校が開校。

創立以来カトリック精神をもとに一人一人を大切にする教育を行うことで真の知性を養い、自ら考え、行動することで、責任を持てる人間育成を目指すことを教育方針としている。

また創立の経緯からフランス語教育にも力を入れている。

○校則

・校則は厳しくなく、生徒の自主性を重んじている。

・制服あり。カーディガン・靴下は色指定のみ。

・スマホは申請して持ち込み可能、校内では使用禁止。

カリキュラム

【女子学院中学校】

・6年間の完全中高一貫校。週5日制、前期後期の2期制。

・土・日も特別活動などがある。

・各学年毎週、聖書の時間がある。

・高校では独自教科として、近現代史や国語演習の時間あり。

【雙葉中学校】

・6年間の完全中高一貫校。週6日制。

・中学3年2学期から高校の課程が入る。

・能力別にクラス編成することはしない。

・特徴的なのは宗教教育と語学教育。

・宗教の授業は全学年週1時間あり、語学教育は全員が英語とフランス語を学ぶ。

進学実績と推薦制度(2022年度、現役既卒を含む)

【女子学院中学校】

東京大31人、京都大11人、一橋大11人、東京工業大4人、東京医科歯科大5人、筑波大2人、お茶の水女子大9人、東京外国語大1人、横浜国立大5人、 ほか多数

(国公立大合計110人)

早稲田大172人、慶応義塾大108人、上智大90人、東京理科大81人、国際基督教大5人、明治大97人、青山学院大31人、立教大44人、中央大23人、法政大32人、学習院大11人 ほか多数

(私立大合計不明) ※5人以上の合格大学のみ公表

※指定校推薦枠あり

【雙葉中学校】

東京大9人、京都大3人、一橋大2人、東京工業大1人、東京医科歯科大4人、筑波大2人、お茶の水女子大2人、東京外国語大1人、横浜国立大3人 ほか多数

(国公立大合計54人)

早稲田大60人、慶応義塾大73人、上智大42人、東京理科大40人、国際基督教大4人、明治大37人、青山学院大22人、立教大28人、中央大23人、法政大12人、学習院大8人 ほか多数

(私立大合計614人)

※指定校推薦枠あり

まとめ

ともに御三家ですが、自由な女子学院とお嬢様学校のイメージが強い雙葉は、校風が真逆です。

それはどちらもキリスト教系でありながら、プロテスタントとカトリックという宗派の背景、そして歴史経緯が影響されていることは、とても興味深いです。

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