【比較解説】桜蔭中学校と豊島岡女子学園中学校の違いを徹底分析

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【比較解説】桜蔭中学校と豊島岡女子学園中学校の違いを徹底分析

女子中学受験において、常に上位校として注目される桜蔭中学校と豊島岡女子学園中学校。ミッションスクールの女子校が多い中、この2校は日本人によって創設された由緒ある伝統校です。桜蔭は女子御三家として長年トップ校の地位を築き、豊島岡女子学園は女子の新御三家として人気を集めています。本記事では、両校の最新情報を徹底比較します。

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立地、アクセス

【桜蔭中学校】

東京都文京区本郷1-5-25に位置し、都心の文教エリアに立地しています。
・JR水道橋駅から徒歩7分
・都営地下鉄三田線 水道橋駅から徒歩5分
・都営地下鉄大江戸線・東京メトロ丸の内線 本郷三丁目駅から徒歩8〜9分
・東京メトロ丸の内線・南北線 後楽園駅から徒歩10分
公式サイト:https://www.oin.ed.jp/

【豊島岡女子学園中学校】

東京都豊島区東池袋1-25-22に位置し、都内有数のターミナル駅・池袋から近い好立地です。
・東京メトロ有楽町線 東池袋駅から徒歩2分
・JR・東京メトロ・西武線・東上線 池袋駅から徒歩7分
公式サイト:https://www.toshimagaoka.ed.jp/

入試科目と最新偏差値(2024年度入試)

蔭中学校

【入試科目】
・実施日:2月1日
・科目:国語(100点)、算数(100点)、社会(60点)、理科(60点)の4科目 合計320点満点
・面接:受験生のみ(変更なし
【最新偏差値
・2024年度:72(四谷大塚

豊島岡女子学園中学校

【入試科目】※2022年度より高校募集停
・実施日:2月2日、2月3日、2月4日(いずれも午前)
・科目:国語(100点)、算数(100点)、社会・理科(合わせて100点)の4科目 合計300点満点
・帰国生優遇措置あり
【最新偏差値】
・2024年度:71(四谷大塚)

教育方針と校則

【桜蔭中学校】

【教育方針】
1924年に東京女子高等師範学校(現・お茶の水女子大学)の同窓会「桜蔭会」により創立されました。建学の精神は「礼と学び」で、校訓は「勤勉・温雅・聡明であれ」「責任を重んじ、礼儀を厚くし、よき社会人であれ」としています。伝統を重んじながらも、グローバル社会に対応できる女性の育成に力を入れています。
【校則】
則は特に厳しくなく、生徒の自主自律を尊重しています。制服、鞄、靴は指定があり、指定外のものは許可制です。スマートフォンの校内使用は禁止されていますが、最近は教育ICT環境の整備も進んでいます。

【豊島岡女子学園中学校】

【教育方針】
1892年に旧加賀藩士の妻・河村ツネと娘2人が東京女子裁縫専門学校を設立したのが始まりです。教育方針は「道義実践・勤勉努力・一能専念」で、集中力を養うための「毎朝5分間の運針」を今日も伝統として実施しています。2022年度からは高校募集を停止し、完全中高一貫校となりました。
【校則】
伝統的に厳しい校則で知られていましたが、近年は時代に合わせて柔軟に変化しています。制服はありますが、近年はスラックスも選択できるようになりました。髪型やスカート丈の規定はありますが、以前必要だったスマートフォンの持ち込み届出は不要になりました(校内での使用は禁止)。

カリキュラム

【桜蔭中学校】

各学年5クラス編成で、1〜2名の副担任がつくシステムを採用しています。中3〜高3は担任団で持ち上がる体制で、生徒一人ひとりをしっかりサポートします。特徴的なのは、成績順位を出さない方針で、テスト結果をもとに担任の判断で数学・英語・国語の補習が行われます。
高2からは文系・理系に分かれ、数学と英語は習熟度別授業となります。英語教育に力を入れており、中3〜高3の間に全員がGTECを受検します。また、礼法の授業があり、礼節や道徳教育も重視しています。近年はプログラミング教育やICT活用なども積極的に取り入れています

【豊島岡女子学園中学校】

中1〜高1は6クラス編成で、中学では数学・英語の授業時間を多く設定し、基礎学力の定着を図っています。中3の途中から高校の分野を学び始め、効率的な学習を進めています。高2からは文系・理系に分かれ、文系では地理探究・日本史探究・世界史探究から2科目を選択、理系は化学を必修として、物理・生物のいずれか1科目を選択します
高3ではさらに選択科目ごとに細分化されたクラス編成となり、進路に応じた専門的な学習が可能です。特色あるプログラムとして、集中力を高める「毎朝5分の運針」や、社会人としての礼法・マナーを身につける講座も実施しています。また、国際交流プログラムも充実しています

合格実績と推薦制度)

【桜蔭中学校】

【国公立大学】
京大学85名、京都大学5名、一橋大学4名、東京工業大学5名、東京医科歯科大学15名、お茶の水女子大学8名、東京外国語大学3名など、国公立大学合計160名以上が合格しています
【私立大学】
稲田大学130名以上、慶應義塾大学120名以上、上智大学45名、東京理科大学80名、ICU5名など、難関私立大学への合格者も多数輩出しています
※指定校推薦枠はありますが、多くの生徒は一般受験で国公立・難関私立大学を目指します。

【豊島岡女子学園中学校】

東京大学20名、京都大学4名、一橋大学15名、東京工業大学15名、東京医科歯科大学12名、筑波大学10名、お茶の水女子大学8名など、国公立大学合計170名以上が合格しています。
【私立大学
早稲田大学140名以上、慶應義塾大学110名以上、上智大学80名、東京理科大学130名、明治大学110名など、私立大学合計1300名以上が合格しています。
※指定校推薦枠はありますが、多くの生徒は一般受験で国公立・難関私立大学を目指します。

とめ – 二校の比較ポイント

桜蔭中学校と豊島岡女子学園中学校は、いずれも日本人が創設した伝統校であり、礼法や道徳教育を重視している点が共通しています。偏差値では桜蔭が72、豊島岡が71と僅差となっており、豊島岡女子学園の学力水準は女子御三家の桜蔭に肉薄しています。
学合格実績では両校とも国公立大学と難関私立大学への合格者を多数輩出していますが、特に東京大学合格者数は桜蔭が優位です。一方で、豊島岡は国公立大学全体の合格者数では桜蔭を上回る傾向があります。
リキュラム面では、桜蔭が成績順位をつけない教育方針であるのに対し、豊島岡は早期から高校内容に入るなど受験を意識した教育を行っている点が特徴的です。どちらを選ぶかは、お子さんの性格や家庭の教育方針に合わせて検討するとよいでしょう。
両校とも指定校推薦枠はあるものの、多くの生徒は一般受験で超難関校を目指す校風が定着しています。桜蔭、豊島岡ともに、自律的に学習し、高い目標に向かって努力できる生徒に適した学校といえるでしょう。

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この記事を監修した人

藤原進之介は、日本の作家・予備校講師。東進ハイスクール・東進衛星予備校の最年少講師を経て、日本初の情報科目講師として代々木ゼミナールに移籍。武田塾教務部情報課課長。河野玄斗の河野塾ISM講師。著書4万部突破。株式会社数強塾代表取締役。
著書『藤原進之介の ゼロから始める情報I』(KADOKAWA)はベストセラー。Amazonランキング1位。​
神奈川県横須賀市出身。20歳で起業し学習塾を計7校舎立ち上げる。数学専門塾「数強塾」代表。英検対策の「英論会」・国語専門塾「現代日本国語塾・論塾」・総合型選抜専門塾「AOG」など含む数強塾グループでは、累計生徒数2500名突破。​数検1級。情報I専門塾「情報ラボ」代表。

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